
【清水宏保がインプレ】雨にも負けない!ウェット性能と静粛性が魅力のナンカンAS-3を
CX-60で試す!

金メダリスト清水宏保がオートウェイの気になるタイヤを試乗する連載の第2回はナンカンの新製品を試した。
ドライはもちろん突然の豪雨にも安心のウェット性能や静粛性を持つという。CX-60に装着してテストドライブに出かけた!
雨の不安を減らしてくれるAS-3!不安な天候が続いても味方になってくれそう
清水宏保です。今回はナンカンの注目タイヤ、AS-3のレポートです。
ボクの住む北海道札幌はよく涼しくて梅雨がないと言われますが、最近はそんなこともなく連日30度を超える日もあれば、梅雨のような長雨があったりします。昨年もゲリラ豪雨のようなもの凄い雨が降り、温暖化の波がやってきていると感じます。

清水さんとAS-3。235/60R18が1本1万4,620円(取材時)とお買い得!
そんな雨の日で怖いのはハイドロプレーニングですね。タイヤと路面の間に水の膜ができ、ステアリング操作も
ブレーキングもできなくなってしまう現象です。
多くのタイヤには縦溝が刻んでありますが、ストレートグルーブと呼ばれるこの溝が排水性のよしあしを決めます。

太い3本と細い1本のストレートグルーブが入り、排水性の高さをアピールする
ナンカンAS-3は写真でわかる通り、太い3本と細い1本のストレートグルーブが入っています。
見るからにこれなら排水性がよさそうと納得です。ボクはラリーをやっていた時、水たまりに突っ込んでしまい、完全にコントロールを失ってしまったことがあります。このハイドロプレーニングの体験は強烈で、トラウマになるくらいでした。
それ以来、タイヤを選ぶ時はグルーブの深さや幅をしっかり見るようになりました。
AS-3はジャンルとしては、スポーツコンフォートにあたるタイヤで、コンパウンドにはナノマテリアルという極小素材が使われ、タイヤの剛性アップが図られているとのこと。そのあたりもチェックしたいところです。

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いざテスト!品川から首都高、アクアラインを通って木更津方面へ
AS-3が装着されたマツダのCX-60に乗り込み、品川駅から一般道を走り、首都高から東京湾アクアラインを使って木更津方面に向かいます。

不快なノイズを出さないから長距離ドライブでも疲れにくい。日本のプレミアムSUVとの相性もよさそうだ
このコースは約9.6kmの東京湾アクアトンネル、約5.4kmの東京湾アクアブリッジ、そして約8.6kmの館山道までのアクアライン連絡道があり、道路としては単純なようでも条件が違い、タイヤを試すにはいいドライブコースです。
長い直線のアクアトンネル内でチェックしたのは静粛性です。オーディオをオフにして耳を澄ませます。路面とグルーブの間で生まれるパターンノイズはほとんど聞こえず、転がり抵抗がいいのと音響ソフトウェアで音圧分布をシミュレーションしたおかげでしょう、快適なクルージングが楽しめました。
海ほたるPAを超え、海上のアクアブリッジを走ります。
風の強いこの区間では、車高が高いSUVではステアリングが取られてしまうことがありますが、今回は不安な思いはまったく感じません。
剛性があって接地感があり、直進安定性の高さを感じることができました。連絡道から館山道に入ったところで、
80km/hから100km/hに速度を上げると安心感が増すことに気づきました。高いスピード領域でさらによさが出るようです。
コンフォートさを充分に味わった後、やっぱり気になるのはスポーツ性能です。

加速、減速、ハンドリングといった基本的な動作で安心感があり、長く乗って満足感を感じられるタイヤだ
一般道に降り、里山のワインディング走ってみます。1,700kgを超えるボディのCX-60ですが、8ATが仕事をし、2.5LNAエンジンでも想像以上によく走ります。そしてAS-3タイヤもけっこうなスピードでコーナーに入っても、横剛性の確かさを感じさせてくれ、スポーツ性能もレベルが高いですね。
ワインディングではブレーキ性能も試しましたが、しっかりと応えてくれ、安心感があります。残念ながらウェット性能は試せませんでしたが、全体的な印象は低速から高速までレスポンスのいい、アスリートっぽいタイヤだと感じました。
このサイズで2万円を切る価格も魅力的
CX-60に装着したタイヤサイズは235/60R18で1本1万4,620円(取材時)となり、国産ブランドだとこのサイズなら2万円はするはずです。

車重のあるSUVでもしっかりとした接地感がある。その安心感だけでなくスポーティな感覚を味わうことが
できる。また「1本1万4,620円(取材時)は性能を考えると相当なコスパ。安いだけでなくAS-3は
性能面で満足できます」と清水さんはコメント
しっかりとしたスポーツコンフォートのツボを押さえていることを考えるとかなりリーズナブルな価格といえそうです。サイズも18インチ、19インチ、20インチが充実しているので、国内外のSUVにおススメです。
今回お世話になったタイヤピット加盟店
■ENEOS 巣鴨サービスステーション

店舗外観
- 東京・山手線内にあるオートウェイのタイヤが装着できるタイヤピット加盟店。交換タイヤのサイズも19インチまで
対応しているほか、輸入車もOK。国道17号線沿いでアクセスも◎だ - 住所:東京都豊島区巣鴨1-11-1
- 営業時間:平日8:00 ~ 19:00 日曜・祝日のみ9:00 ~ 18:00
- 電話:03-3946-8251
ナンカンタイヤとは?

ナンカンは台湾で最も歴史のあるブランド。かつて横浜ゴムと技術提携契約を結び、大きく商品力を上げたことで、世界中で販売を伸ばした。現在では世界180カ国以上で販売され、ドイツの自動車専門機構 TÜV SÜD 認証を獲得するなど特に欧州での人気が上昇している。スポーツタイヤやSUV用タイヤ、トラック・バス用まで、幅広いタイヤのラインナップを持つ。
清水宏保(しみず ひろやす)プロフィール

清水宏保さん
1974年2月27日北海道帯広市生まれ。4歳からスケートを始め、高校時代に頭角を現す。1994年のリレハンメルから長野、ソルトレークシティ、トリノと4大会連続してオリンピックに出場。特に長野では見事金メダルを獲得。クルマが大好きで、今季はヤリスカップにも挑戦する。
購入方法はこちら!簡単3ステップ!

1.「オートウェイ」のサイトでタイヤ、ホイールを選ぶ
「オートウェイ」を検索するか下のQRコードを読み込んで、愛車のタイヤサイズを入力すれば、
おススメのタイヤが見つけられる。アルミホイールとセットで選べばさらにお得だ。
2.お近くの取付店を選択
タイヤの取り付けは、サイト内で自宅からアクセスのいい取付店を選ぶことができる。
3.決めた日時に取付店に行く
都合のいい日時を取付店で予約して、その日にお店へ行き装着する。時間は30分程度。
※価格はいずれも税込、取材当時のものです。